活動記録

2019ぱーとなー124 3月号             健和会・友の会編集 掲載


I'mme結成 1 周年記念誌  pdf


I'mme結成 2 周年記念誌   pdf


I'mme結成 3 周年記念誌   pdf


福井県小浜市若狭町パレア若狭にて、こどもの居場所づくりなどをする市民団体「Withふくい」主催による、LGBTQ人権啓発講演を行いました。

 

心と性の悩みに寄り添って 若狭で講演の宮崎さん、LGBTへ理解を:中日新聞Web (chunichi.co.jp)

 

番組視聴 | 番組検索 | MMネット 美方ケーブルネットワーク株式会社 (mmnet-ai.ne.jp)


毎日新聞社 福岡 山口版 コラムに掲載されました。


2021.7.21  北九州市立小倉中央小学校LGBTQ人権研修 教職員対象

2020.4.1より、北九州市全中学校で導入され、男女の性別を問わず自由に組み合わせ可能なスタンダード制服を着用し、LGBTQ人権啓発講演を行いました。


2021.7.29 北九州市立篠崎中学校校区人権研修会 教職員対象

北九州市立篠崎中学校 北九州市立泉台小学校 北九州市立清水小学校 3校合同


新曲「いのちの日」 作詞・作曲rose


講演のお知らせ




心のバリアフリー事業

ジェンダーレス制服から見た多様性への理解と問題点について



団体結成3周年記念寄稿

令和5年1月5日

北九州市役所危機管理室

防災専門官 中島 典章

 

LGBTQ支援任意団体I’m meの結成3周年を迎えて

 

 

LGBTQ支援任意団体Im meの結成3周年を迎え、正会員として思うところを述べたいと思います。 

私は、令和4年4月から、北九州市役所危機管理室において、防災・危機管理に関わる業務に就いております。 それ以前は、防衛省・自衛隊の幹部自衛官として、極めて厳しい統一性を求められる世界で生きておりました。 その世界とは、正に組織として統一した目標に向け、全ての力を効果的に集約し発揮するとい う超合理的感覚が求められるもので、その追求にはある意味多様性というものを一切排除するという、いわばLGBTQ支援任意団体Im meの理念である、多様性を認めるという部分から180度真逆な世界でありました。(軍事組織としてそれは必要な事項です。) しかし、定年を迎えてその世界を離れ、北九州に来て、LGBTQ支援任意団体Im meの代表理事として活動されているROSEさんに出会ったのです。

 

LGBTQ支援任意団体Im meの活動及びROSEさんの人柄に触れて】

 

私が最初にROSEさんと出会ったのが、北九州市商工貿易会館の会場において開催された、防災意識高揚とLGBTQの理解促進の一環としてのROSEさんのご講演でした。その時の衝撃は今でも忘れることはできません。以前までは先述した通り、統一性を本旨とする防衛省・自衛隊に所属しておりましたので、ROSEさんを通じ、多様性を自らの体験から主張し、自らのありのままの姿から活動されているROSEさんの姿勢に、いままで経験したことのない撃を受けたのです。また、ROSEさんのその説得力のあるお話しと合間に演奏される素敵な曲・歌の魅力にも引かれていったのです。

正に、LGBTQ支援任意団体Im meの活動に触れ、またROSEさんの魅力に触れ、自分のそれまでの固定概念が根底から覆されました。そして私は、それをきっけとしてIm meの正会員となったのです。

 

【人の多様性とは、社会における人の多様性の許容の重要性とは】

 

Im meの正会員としての活動を通じて感じることは、私が依然所属しておりました正に軍事組織たる防衛省・自衛隊のような特殊な組織は別として(但し現在は、その防衛省・自衛隊においてもかなり多様性が認められる状況となりました。)、現代社会においては、人の多様性を受け入れ、認め、そうした方々も含めた人の力を発揮して、社会活動を促進させることが必須になってきたということです。 それは教育、医療、福祉、経済、政治、防災等々ほぼすべての分野においてそれが言えると思います。 よって、そうした人の多様性が認められず、自ら社会から離別したり、自ら命を絶つような方もおられるような事態は、社会における大きな損失としか言いようがないと思います。

 

【多様性を認められたいという気持ちは誰にでもある。】

ROSEさんの数々の講演に直接携わり感じることは、実は多様性を認められたいという気持ちは、誰にでもあるということです。例えば、人が持つキャラクターで、集団でワイワイと楽しむことよりは、一人で大人しく静かな時間を過ごすことが好きな人、男性で純粋な恋愛映画を好んで鑑賞し涙を流したり、男性で綺麗な花を好み、それを身につけることに喜びを感じる人等々、LGBTQに至らないまでも、実はそれは多様性の一つであり、変わったことではなくその人の内面から出てくる嗜好であり、誰からも批判されたくない、されるべきではないものなのです。 そうした感情は誰にでも生まれ得る可能性のあるものであり、統一性、画一性、外れたものを認めないという偏った伝統的観念から疎外されるべきではないものなのです。

 

【市の職員としてのI’m meLGBTQ支援活動の促進の働きかけ】

 

市役所危機管理室の業務においては、このLGBTQをしっかりと考慮すべき業務上の場面が多々あります。 それは、避難所運営、避難施設整備、救援物資等の補給業務です。 私は行政の一員として、LGBTQ支援任意団体Im meの活動を通じ得られた知見を活かし、この、人の多様性の尊重を念頭に、災害発生等いざという時に、全ての市民の方々が疎外感を感じることなく、安心して防災に関わる施策に同感し、参画していただけるような環境構築に努めて参りたいと思います。